産学連携―「中央研究所の時代」を超えて価格: 1,890円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 近年、騒がれている産学連携がどうして起こっているのか? また、どのような背景で起こったのか? について書かれている本。歴史的な経緯が書いているので、ある意味、「産学連携小史」という感じですが、腑に落ちる記述でおもしろかったです。どちらかというと学術書というよりは、ジャーナリスティックな感じで読めました。産学連携を学ぶ手始めにいかがでしょうか? |
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大学生の就職活動―学生と企業の出会い (中公新書)価格: 693円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 就職活動中の学生です。
本書が出たのは十年前なので、さすがに内容は古い。
ネットが広まる前の時代の就活はこんな感じだったのね、という感じ。
ところが、その内容はいささかも古くない。
企業と学生のミスマッチ、差別、就活の早期化、などなどが論じられていますが、
それらのことは今にも通じるというより、むしろ更に悪化していることでしょう。
個人的に特に面白かったのは、アメリカとの比較。
なぜ就活の早期化が止まらないのか。企業がこぞって青田買いに走る理由の一端に、
日本の終身雇用 |
大学淘汰の時代―消費社会の高等教育 (中公新書)価格: 693円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 1936年生まれで、欧米留学経験を持つ著者が、大学の将来に対し危機感を感じて、1990年に書いた新書本。長い伝統を持つヨーロッパの大学も盛衰の歴史をたどってきたが、米国では短い期間の間に多数の大学が粗製濫造され、ヨーロッパ以上に大学教育が大衆化した。そのアメリカ高等教育のヘゲモニーを握った者は、1870〜1920年は巨人学長、1920〜60年代は大学管理者、1960〜70年代は教授団とされ、とりわけ1960年代は入学志願学生数・予算・卒業後の就職の点で、米国大学は黄金時代を迎えた。日本の大学も、その不死性の点で米国大学と異なるものの、少なくとも戦後は大衆化が進展し、同様の黄金時代を迎えてい |
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スマートコミュニティ―都市の再生から日本の再生へ価格: 2,625円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:4 「リナックスの意味すること」 という章では、ポーランドの技術者が作ったフリーソフトだけれど、 フリーで独占状態を作った後にうまみを享受する戦略かもと疑っています。 フィンランドの大学生ライナスのことには一切触れていません。 他方で、マイクロソフトの抱き合わせ戦略については、ネットスケープ より好きだから、まあいいじゃんみたいな調子です。 小売店については専門ということで、独占状態の問題についてよく 分かっていながら、マイクロソフトに対するこの鷹揚さはなんなのでしょう? {「断片的知識」の薄さ狭さに気づかない「団塊の世代」} という文章が「おわ |
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